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【2026年版】ウェブ魚拓・アーカイブサービス徹底比較|megalodon.jp・archive.today・Wayback Machine・Kiroku

2026年に利用できる主要ウェブアーカイブサービス4つ(megalodon.jp・archive.today・Wayback Machine・Kiroku)を保存形式・速度・証拠保全・料金など15項目で徹底比較。目的別のおすすめも解説します。

Kiroku編集部2026年2月23日約12分
Kiroku編集部

各サービスの情報は2026年4月時点のものです。仕様や料金は変更される場合があります。

先に結論
  • サービスごとに保存形式・速度・得意分野が大きく異なるため、用途に応じた使い分けが重要
  • 証拠保全の観点では「いつ・何を・どのように保存したか」の記録が残るかどうかがカギ
  • 過去のページを遡って探したいならWayback Machine、今見ているページを確実に残したいならKirokuが適している
  • 重要なページは複数サービスで同時に保存しておくのが最も安全な運用方法

ウェブページの保存(魚拓)サービスは複数存在しますが、それぞれ保存方式や得意分野が異なります。本記事ではmegalodon.jp・archive.today・Wayback Machine・Kirokuの4サービスを15の比較項目で横断的に評価し、用途ごとの最適な選択肢を提示します。

ウェブページを保存する「魚拓」サービスは複数ありますが、それぞれ設計思想も機能も大きく異なります。目的に合わないサービスを選んでしまうと、肝心なときに必要な情報が残っていなかったり、保存した証拠としての信頼性が不十分だったりすることがあります。

この記事では、2026年現在利用できる主要4サービス――megalodon.jp(ウェブ魚拓)、archive.today、Wayback Machine、Kiroku――を、保存形式・処理速度・対応範囲・証拠保全・料金など多角的に比較します。目的別のおすすめも紹介するので、どのサービスを使うべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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4サービスの基本情報

現在利用できるウェブアーカイブサービスは、それぞれ異なる時代背景と目的のもとに開発されています。まずは各サービスの成り立ちと基本的な立ち位置を確認しましょう。

  • megalodon.jp(ウェブ魚拓) ― 2006年開始。日本のウェブ魚拓文化を築いた元祖サービス。株式会社アフィリティーが運営し、日本語UIでシンプルに使える
  • archive.today ― 2012年頃に登場。運営者は非公開だが、軽量・高速な動作で世界中のユーザーに利用されている。保存したページはすべて公開される
  • Wayback Machine ― 2001年に米国のInternet Archiveが開始。自動クロールによる膨大なアーカイブを持つ、世界最大規模のウェブアーカイブ
  • Kiroku ― 2026年に日本で開始された新しいサービス。スクリーンショット・自己完結型HTML・AI要約を一括で保存でき、SHA-256ハッシュによる改ざん検証に対応
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機能比較表

以下の表は、4サービスを15の項目で比較したものです。自分の用途に関係する項目を重点的にチェックしてみてください。

比較項目megalodon.jparchive.todayWayback MachineKiroku
運営元日本(株式会社アフィリティー)不明(匿名運営)米国(Internet Archive)日本(個人開発)
開始年2006年2012年頃2001年2026年
保存方式HTML保存HTMLスナップショットクロール型HTML保存スクリーンショット+自己完結型HTML+AI要約
スクリーンショット×××○(フルページPNG)
AI要約×××
日本語UI××
モバイル対応
ログイン不要
非公開保存○(有料プラン)××○(無料で利用可能)
X投稿対応○(メタデータ自動取得)
改ざん検証×××○(SHA-256ハッシュ)
過去ページ探索×○(限定的)○(タイムライン表示)×
料金無料+有料プラン無料無料無料+Pro
API提供××予定
Chrome拡張×○(公式)

今すぐページを保存して試してみましょう

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megalodon.jp(ウェブ魚拓)の特徴と注意点

megalodon.jpは2006年にサービスを開始した、日本におけるウェブ魚拓の代名詞的存在です。URLを入力するだけでページのHTMLを保存でき、日本語UIのシンプルな操作感が支持されてきました。有料プランでは非公開保存にも対応しています。

一方で、サーバー負荷による処理遅延が起きることがあり、JavaScriptを多用した動的サイトの再現性には限界があります。スクリーンショットやAI要約といった付加機能はなく、保存されるのはHTMLのみです。

  • 日本語UIで直感的に操作できる
  • 長年の運営実績があり、日本国内の認知度が高い
  • 有料プランで非公開保存が可能
  • JavaScript多用サイトの再現性に課題がある
  • サーバー負荷時にレスポンスが遅くなることがある
日本のウェブアーカイブ文化の基盤

megalodon.jpは日本で「ウェブ魚拓」という概念を広めた先駆的サービスです。多くの人がウェブページの保存を意識するきっかけを作りました。

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archive.todayの特徴と注意点

archive.todayは軽量で高速な動作が特徴のアーカイブサービスです。ページの見た目をそのまま再現するスナップショット形式で保存され、数秒で処理が完了することも珍しくありません。CSSや画像を含めた見た目の再現性は比較的高い部類です。

ただし、運営者が非公開であり、サービスの継続性や運営方針について透明性に課題があります。すべての保存データが公開されるため非公開保存ができず、UIは英語のみとなっています。

  • 動作が非常に軽量で、保存完了までの速度が速い
  • CSSや画像を含めた見た目の再現性が比較的高い
  • URLを入力するだけで使え、登録不要
  • 運営者が非公開で、サービスの透明性に課題がある
  • すべてのアーカイブが公開されるため、非公開保存ができない
運営の透明性について

archive.todayは運営者が非公開のため、データの保管体制やサービスの継続性について不透明な部分があります。重要な証拠の保存先として単独で頼るにはリスクがある点に留意してください。

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Wayback Machineの特徴と注意点

Wayback Machineは、米国の非営利団体Internet Archiveが2001年から運営する世界最大のウェブアーカイブです。自動クロールにより数千億ページを蓄積しており、過去の任意の時点のウェブページをタイムライン形式で閲覧できます。Googleキャッシュの廃止以降、過去のページを探すための事実上の唯一の手段として注目度が高まっています。

オンデマンドでの保存(Save Page Now)も可能ですが、JavaScript多用ページの再現性には限界があります。また保存したページは原則として公開されるため、非公開での保存用途には向きません。

  • 世界最大のウェブアーカイブで、過去のページを遡って閲覧できる
  • Save Page Now機能で任意のページをオンデマンド保存できる
  • APIが公開されており、プログラムからの利用が可能
  • JavaScriptを多用した動的ページの再現性には限界がある
  • 日本語UIがなく、英語での操作が前提となる
詳しい比較記事はこちら

Wayback MachineとKirokuの保存タイミング・再現性・証拠保全の違いを詳しく解説した記事があります。→「Wayback MachineとKirokuの違い」ガイドもあわせてご覧ください。

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Kirokuの特徴と注意点

Kirokuは2026年に日本で開始された新しいウェブアーカイブサービスです。URLを入力するだけで、フルページスクリーンショット・自己完結型HTML・AI要約の3点を一括保存します。SHA-256ハッシュ値による改ざん検証にも対応しており、証拠保全の用途を強く意識した設計です。

新しいサービスであるため、Wayback Machineのような過去ページの蓄積はなく、運営実績もこれからです。ここでは強みだけでなく、現時点での限界も正直にお伝えします。

  • スクリーンショット・自己完結型HTML・AI要約を一括保存できる
  • SHA-256ハッシュ値で保存データの改ざんを検証可能
  • 日本語UIでスマートフォンにも完全対応
  • Proで非公開保存に対応
  • X投稿の保存時に投稿者名・ハンドル・本文・日時をメタデータとして自動取得
  • 2026年開始のため運営実績が浅く、長期のデータ保管については未知数
  • 過去のページを遡って探索する機能はなく、保存は「今この瞬間のページ」に限られる
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目的別おすすめサービス

どのサービスが最適かは、保存の目的によって変わります。以下の表で自分のユースケースに合ったサービスを確認してください。

目的おすすめ理由
今見ているページをすぐ保存したいKirokuワンクリックでスクリーンショット+HTML+AI要約を一括保存
削除されたページを探したいWayback Machine自動クロールによるアーカイブが最も広範で、タイムライン表示で過去に遡れる
とにかく高速に保存したいarchive.today動作が軽量で、数秒で保存が完了する
証拠として裁判に使いたいKirokuSHA-256ハッシュ+タイムスタンプ+スクリーンショット+HTMLの組み合わせで証拠性が高い
日本語で操作したいKiroku / megalodon.jp両サービスとも日本語UIに対応
非公開で保存したいKirokuProで非公開設定が可能(megalodon.jpは有料プランが必要)

今すぐページを保存して試してみましょう

複数サービスでの保存を推奨

重要なページは1つのサービスだけに頼らず、複数のサービスで同時に保存しておくのが最も安全です。サービスの停止やデータ消失のリスクを分散できます。

まとめ

ウェブページの保存(魚拓)サービスは複数存在しますが、それぞれ保存方式や得意分野が異なります。本記事ではmegalodon.jp・archive.today・Wayback Machine・Kirokuの4サービスを15の比較項目で横断的に評価し、用途ごとの最適な選択肢を提示します。

よくある質問

どのサービスが一番おすすめですか?

一概には言えません。用途によって最適なサービスが異なります。過去のページを探したいならWayback Machine、今のページを確実に残したいならKiroku、高速に保存したいならarchive.todayが向いています。記事内の「目的別おすすめサービス」の表を参考にしてください。

無料で使えるのはどれですか?

4サービスとも公開保存などの基本機能は無料で利用できます。megalodon.jpは非公開保存などが有料プランの対象で、KirokuはProで非公開保存や証拠パック、URL監視を提供します。archive.todayとWayback Machineは基本的に無料です。

サービスが終了したらアーカイブはどうなりますか?

保存データの扱いは各サービスの運営方針に依存します。いずれのサービスも永続性を保証しているわけではないため、裁判の証拠や事業上の重要記録など、失われると困る保存データは自分のローカル環境にもダウンロードしておくことを強くおすすめします。

海外のサイトも保存できますか?

4サービスとも海外サイトの保存に対応しています。ただし、一部のサイトは海外IPからのアクセスをブロックしていることがあり、サーバーの所在地によっては保存に失敗するケースもあります。

複数サービスで同じページを保存してもいいですか?

むしろ推奨します。複数のサービスで同じページを保存しておくことで冗長性が高まり、ひとつのサービスが停止したりデータが消失した場合にも別のサービスで記録が残ります。特に重要な証拠や記録は、2つ以上のサービスで保存しておくと安心です。

参考資料

まずは1ページ保存してみる

どのサービスが自分に合うかは、実際に試してみるのが一番です。KirokuならURLを入力するだけで、ログイン不要・無料でスクリーンショット+HTML+AI要約を一括保存できます。