法務・コスト比較

弁護士・法務担当者のためのウェブ証拠保全コスト比較|魚拓有料プランの10分の1で証拠力を確保

ウェブ魚拓の有料プラン(月額315円〜31,500円)と比較し、Kiroku Proが月額1,480円でRFC 3161タイムスタンプ付き証拠パックを提供できる理由を解説。弁護士・法務部門向け。

Kiroku編集部公開日: 2026年4月7日最終更新: 2026年4月7日約10分
¥60,000
魚拓の大量取得費用

1,000ページの場合

¥1,480/月
Kiroku Pro月額

非公開保存・証拠パック込み

RFC 3161
国際標準タイムスタンプ

第三者TSAが発行

Kiroku編集部

この記事は証拠保全ツールの機能比較を目的とした一般的な情報提供であり、個別案件に対する法的助言ではありません。具体的な訴訟手続きや証拠の取扱いについては弁護士にご相談ください。

先に結論
  • 魚拓の有料プランは月額315円(共用)〜31,500円(専用)、大量取得は別途課金で1,000ページ6万円
  • Kiroku Proは月額1,480円で非公開保存・証拠パックZIP・RFC 3161タイムスタンプを含む
  • RFC 3161タイムスタンプは第三者機関が発行する国際標準の時刻証明で、公証人に代わる証拠力を持つ
  • 証拠保全では「非公開で保存できること」が極めて重要——相手方に保存を気づかれないため

裁判資料や誹謗中傷の証拠保全にウェブアーカイブを使う法律実務家が増えています。従来の魚拓有料プランは大量取得で1,000ページ6万円という価格帯ですが、Kiroku Proなら月額1,480円で非公開保存・RFC 3161タイムスタンプ・証拠パックZIPをまとめて利用できます。本記事では、法務用途のコストと証拠力を軸に両サービスを比較します。

ウェブページの証拠保全は、誹謗中傷対策、著作権侵害の立証、不動産や金融の広告違反、労働問題の記録など、法律実務のさまざまな場面で必要になります。従来、日本で最も知られた手段はウェブ魚拓(megalodon.jp)でしたが、法的用途で大量に保存するには有料プランが必要で、1,000ページの取得に6万円、2,000ページで10万円というコスト構造でした。

この記事では、法務用途でウェブ証拠を保存する弁護士・法務担当者に向けて、魚拓有料プランとKiroku Proの機能・証拠力・コストを比較します。証拠パックに含まれるRFC 3161タイムスタンプの意味や、非公開保存の重要性についても解説します。

1

ウェブ証拠保全に課金しているのは誰か

先に答え

ウェブ魚拓は無料の一般向けサービスとして広く知られていますが、有料プランの存在はあまり知られていません。megalodon.jpの有料プランは2種類あります。共用サーバーコース(月額315円)と、専用サーバーコース(月額31,500円)です。

有料プランの主な用途として公式に挙げられているのは、裁判資料等への利用、著作権訴訟のための大量取得、誹謗中傷の証明、ウェブ制作業者によるクライアントの無断使用の証拠取得です。つまり、課金ユーザーの多くはネットの炎上を記録する一般ユーザーではなく、法的手続きのためにウェブ証拠を必要とするビジネスユーザーです。

大量取得の価格体系を見ると、1,000ページで6万円、2,000ページで10万円という設定です。これは個人が気軽に使える金額ではなく、法律事務所や企業の法務部門が業務経費として利用する前提の価格帯といえます。

2

コスト比較:魚拓有料プラン vs Kiroku Pro

先に答え

法務用途でウェブ証拠保全にかかるコストを比較します。以下の表は、月額費用と主な機能を並べたものです。

項目魚拓 共用コース魚拓 専用コースKiroku Pro
月額費用¥315¥31,500¥1,480
大量取得(1,000ページ)¥60,000(別途)¥60,000(別途)月額に含む
非公開保存×
RFC 3161タイムスタンプ××○(証拠パック時)
SHA-256ハッシュ××○(自動)
証拠パックZIP××
フルページHTML保存○(自己完結型)
スクリーンショット○(高解像度)
AI要約××
URL監視・変化通知××
差分表示××

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年間コストの差

魚拓の専用コースを1年間利用すると378,000円。Kiroku Proは年間17,760円。同じ「非公開で法的証拠を保存する」という目的に対して、20倍以上のコスト差があります。

3

RFC 3161タイムスタンプとは何か

先に答え

RFC 3161は、インターネット技術の標準化を行うIETFが定めたタイムスタンプのプロトコルです。信頼された第三者機関(TSA: Time-Stamp Authority)がデータのハッシュ値に署名付き時刻証明を発行することで、『この内容がこの時点で存在していた』ことを数学的に証明します。

日本の裁判実務では、公証人による事実実験公正証書がウェブ証拠保全の正式な方法として使われてきました。しかし、公証人の費用は1件あたり数万円〜十数万円であり、大量のページを保全するには現実的ではありません。RFC 3161タイムスタンプは、公証人と同等の時刻証明を技術的に提供する手段として、コスト効率に優れています。

Kiroku Proでは、証拠パックを要求した時点でRFC 3161タイムスタンプを取得します。証拠パックZIPには、タイムスタンプ要求(.tsq)、タイムスタンプ応答(.tsr)、要約情報(timestamp-summary.json)が含まれ、独立した検証が可能です。

公証人との違い

公証人の事実実験公正証書は1件数万円で、現地に出向く必要があります。RFC 3161タイムスタンプはオンラインで即時発行でき、Kiroku Proの月額に含まれます。証拠力の法的評価は管轄によりますが、技術的な改ざん防止としてはRFC 3161の方が検証可能性が高いといえます。

4

証拠パックに含まれるもの

先に答え

Kiroku Proの証拠パックは、1つのZIPファイルに証拠として必要な全データをまとめたものです。裁判所への提出資料として、あるいは弁護士間の証拠交換として、そのまま使える形式を目指しています。

  • archive.html — 自己完結型のフルページHTML(CSS・画像をインライン化、JavaScript除去)
  • screenshot.jpg — 高解像度のフルページスクリーンショット(最大15,000px)
  • capture-manifest.json — 保存メタデータ(URL、取得日時、保存パラメータ)
  • capture-manifest.sha256 — マニフェストのSHA-256ハッシュ
  • timestamp-request.tsq — RFC 3161タイムスタンプ要求
  • timestamp-response.tsr — RFC 3161タイムスタンプ応答(第三者TSAの署名付き)
  • timestamp-summary.json — タイムスタンプの要約情報
  • extracted-text.txt — ページ本文の抽出テキスト(全文検索・引用用)
  • summary-ja.txt / summary-en.txt — AI要約(日英)
  • metadata.json — 構造化メタデータ
  • checksums.sha256 — 全ファイルのハッシュ一覧
  • README.txt — 証拠パックの説明と検証手順
なぜZIP形式なのか

証拠パックをZIPにまとめることで、ファイル一式の完全性を保ったまま共有・提出できます。解凍後にchecksums.sha256で各ファイルのハッシュを検証すれば、転送中の改ざんがないことを確認できます。

5

なぜ非公開保存が法務用途で重要なのか

先に答え

証拠保全において見落とされがちなのが、保存自体を相手方に知られないことの重要性です。無料のウェブ魚拓は保存結果が公開されます。つまり、相手方が魚拓を検索すれば、自分のページが証拠保全されたことに気づく可能性があります。

相手方が証拠保全に気づくと、元ページの削除・修正、アカウントの鍵化、証拠隠滅を図る動機が生じます。法的手続きの前段階で証拠を確保する場合、保存が外部に見えないことは戦略上の大きなメリットです。

Kiroku Proの非公開保存では、保存結果は保存者本人と管理者のみがアクセスでき、検索結果やサイトマップにも表示されません。相手方に気づかれることなく、必要な証拠を先行して確保できます。

相手方に気づかれるリスク

魚拓の無料保存は公開されるため、相手方が自分のドメインで魚拓検索をすると保存履歴が見つかります。訴訟準備中に証拠保全の動きを察知されると、証拠隠滅や和解条件の変化につながるリスクがあります。

6

法務用途の具体的なユースケース

先に答え

Kiroku Proが法務用途で活用できる主な場面を紹介します。

簡単5ステップ
1
誹謗中傷の証拠保全

SNS投稿、掲示板の書き込み、口コミサイトのレビューなど、誹謗中傷の証拠を削除される前に保存します。非公開保存により、相手方に保存を気づかれません。URL監視を設定すれば、投稿が編集・削除された場合も変化を検知できます。

2
著作権侵害の立証

無断転載されたコンテンツの保存、盗用された画像やテキストのページ保全など、著作権侵害の証拠を確保します。元ページと侵害ページの両方を保存し、差分表示で内容の類似性を記録できます。

3
景品表示法・広告規制違反の記録

不動産広告のおとり物件、金融商品の不適切な利回り表記、健康食品の薬事法違反表現など、広告規制違反の証拠を保全します。URL監視で広告内容の変更も追跡できます。

4
契約条件・利用規約の変更追跡

サービスの利用規約、プライバシーポリシー、料金体系のページを定期監視し、変更があった場合に保存・通知を受けます。変更前後の差分が記録されるため、不利な条件変更の立証に使えます。

5
労働問題・ハラスメントの記録

求人情報と実際の労働条件の乖離、社内ポータルの掲示内容、パワハラに関する社外公開ページの記録など、労働問題に関連するウェブ証拠を保全します。

7

URL監視で変化を見逃さない

先に答え

法務用途では、一度保存して終わりではなく、対象ページの変化を継続的に追跡することが重要です。相手方がページを修正・削除した場合、その変化自体が証拠となります。

Kiroku Proには、指定したURLを定期的にチェックし、内容に変化があった場合にメールで通知するURL監視機能があります。タイトル、本文テキスト、ページの削除状態を監視対象とし、変化があれば自動的に新しいアーカイブを作成します。

監視データは差分表示に対応しており、変更前後の違いを視覚的に確認できます。「いつ、何が、どう変わったか」を時系列で記録できるため、意図的な証拠隠滅や内容改変の立証にも活用できます。

8

弁護士・法務担当者のための実務フロー

簡単5ステップ
1
対象URLを非公開で保存

Kiroku Proのダッシュボードから「非公開で保存」を選択し、証拠保全したいURLを入力します。保存結果は本人のみ閲覧可能です。

2
URL監視を設定

重要なページにはURL監視を設定します。変化があれば自動で新規保存が作成され、メールで通知されます。

3
証拠パックを取得

保存が完了したら、アーカイブ詳細画面から証拠パックを要求します。RFC 3161タイムスタンプが自動的に取得されます。

4
ZIPをダウンロードして管理

証拠パックZIPをダウンロードし、案件ごとのフォルダで管理します。checksums.sha256で完全性を検証できます。

5
裁判所・相手方への提出

ZIP内のHTML、スクリーンショット、タイムスタンプ応答を証拠として提出します。README.txtに検証手順が記載されています。

9

証拠力の比較まとめ

先に答え

法務用途でウェブ証拠を保全する際、各方法の証拠力とコストを比較します。

証拠保全方法証拠力月額コスト大量保存非公開
スクリーンショットのみ★☆☆☆☆無料手動で1件ずつ
ウェブ魚拓(無料)★★☆☆☆無料不可×
ウェブ魚拓(共用コース)★★★☆☆¥315別途¥60,000/1,000件×
ウェブ魚拓(専用コース)★★★☆☆¥31,500別途¥60,000/1,000件
公証人(事実実験公正証書)★★★★★1件数万円非現実的
Kiroku Pro★★★★☆¥1,480月額に含む

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RFC 3161と公証人の位置づけ

公証人の事実実験公正証書は現在も最も強い証拠力を持ちますが、1件あたりのコストが高く大量保存には向きません。RFC 3161タイムスタンプは技術的に同等の時刻証明を提供しつつ、コストは桁違いに低くなります。両者を併用し、特に重要な証拠は公証人、日常的な保全はKiroku Proという使い分けも有効です。

まとめ

裁判資料や誹謗中傷の証拠保全にウェブアーカイブを使う法律実務家が増えています。従来の魚拓有料プランは大量取得で1,000ページ6万円という価格帯ですが、Kiroku Proなら月額1,480円で非公開保存・RFC 3161タイムスタンプ・証拠パックZIPをまとめて利用できます。本記事では、法務用途のコストと証拠力を軸に両サービスを比較します。

この記事の作り手
Kiroku編集部
保存実務と公開ページ保全を扱う編集チーム

Kiroku編集部は、公開ウェブページの保存、変更監視、証拠保全ワークフローを継続的に検証しながら、実務で使える保存ガイドを制作しています。

主な領域

  • 公開ウェブページの保存実務
  • X投稿とウェブページの証拠保全
  • URL監視と変更履歴の整理
  • AI検索と構造化データの実装設計

調査・更新方針

  • 一次情報を優先し、公式ドキュメント、政府・公的機関、プラットフォームのヘルプ、プロダクト実測をもとに記述します。
  • 保存フローや取得仕様に変更があった場合は、本文と更新日を見直します。
  • Kirokuの挙動説明は、実際の保存テストまたはコード上の実装確認を前提にしています。
  • 法的判断や個別案件の助言は行わず、必要に応じて専門家への確認を前提に案内します。

よくある質問

Kirokuの証拠パックは裁判で証拠として使えますか?

Kirokuの証拠パックには、SHA-256ハッシュ、RFC 3161タイムスタンプ、フルページHTML、スクリーンショットなど、証拠の信頼性を示す技術的な要素が含まれています。ただし、証拠の採否は最終的に裁判所の判断によります。具体的な訴訟での利用については弁護士にご相談ください。

RFC 3161タイムスタンプは公証人の代わりになりますか?

RFC 3161タイムスタンプは国際標準の時刻証明であり、技術的には公証人の時刻証明と同等以上の検証可能性を持ちます。ただし、日本の裁判所における法的評価は確立の途上にあります。重要な証拠については公証人との併用も検討してください。

保存結果が相手方に見つかることはありますか?

Kiroku Proの非公開保存を使えば、保存結果は保存者本人のみが閲覧できます。検索エンジン、サイトマップ、Kirokuの検索結果にも表示されません。相手方に保存を気づかれるリスクを最小化できます。

大量のページを一度に保存できますか?

Kiroku Proでは通常利用の範囲でページを保存できます。短時間の大量連続保存には内部的な上限がありますが、弁護士・法務部門の通常業務で必要な量は問題なく対応できます。特殊な大量保存が必要な場合はProサポート窓口からご相談ください。

ウェブ魚拓の既存アーカイブをKirokuに移行できますか?

直接の移行機能はありません。ウェブ魚拓で保存済みのアーカイブは引き続きmegalodon.jp上で閲覧できます。今後保存するページからKiroku Proを使い始めるのがスムーズです。

X(Twitter)の投稿も証拠保全できますか?

はい。Kirokuは通常のウェブページだけでなく、X投稿の証拠保全にも対応しています。投稿本文、表示名、投稿日時、引用投稿、添付画像を含む専用のアーカイブが作成され、Proなら非公開保存と証拠パック取得が可能です。

参考資料

証拠保全のコストを見直しませんか?

Kiroku Proなら月額1,480円で、非公開保存・RFC 3161タイムスタンプ・証拠パックZIPが使えます。魚拓有料プランの10分の1のコストで、より高い証拠力を確保できます。